QMAで実際に出た問題から。
「アデノシン三リン酸をアルファベット3文字で表すとATPですが、アデノシン二リン酸をアルファベット三文字で表すと?」
ATPのうちAが指すのはアデノシン、Tが「Triple(トリプル)=3」と推測し、2はDouble(ダブル)からのADP。
(追記)
正しい単語はモノ、ジ(Di)、トリ(Tri)側でした。ツッコミ感謝。
こういうふうに、特にパラレル問題や線結び問題はいわゆる「推理」で知らないところからの正解率を上げることができる。結局はカンであるのだが、一切の予備知識無しから正解に近い答えを出す事が可能であることも少なくない。ちょっといくつかまとめてみる。
1:形式に依存する推理
線結び:確実に答えがわかっているものを先に繋ぐことで消去法を呼ぶことも可能
早い者勝ち:早期に埋まる選択肢は正解であることが多い。出遅れた場合、埋まった択に隣接する(画面上のではなく、意味や所属的な意味で)選択肢を選んで正解を取れることも有る
四択:分岐するときは取り敢えず分岐前が消えるであろうことがほとんど
グループ分け:少なくとも1つは選択肢が所属することから消去法を取りやすい
並び替え:ひとかたまりになりそうなものを先に作り(例えばカタカナ+漢字の時の漢字部分)、そこから推測できる。単語2つの合体パターンはここから推測しやすい。2もかなり関わる。
2:言語に依存する推理
固有名詞:特にドイツ系の名前は露骨に出る印象がある
略語系:それぞれのアルファベットに対応する文字を選択肢と比べて推測できることもある
文節系:接頭語/接尾語になりやすい単語を軸に考える(特に並び替え・順番当てで顕著)
語源系:その前振りに関係の有りそうな単語を探す
(追記)
母音・子音:主にアルファベットを用いる言語の並び替え。子音が続くことは少ない(特にローマ字表記ではほぼない)ことからおおよその位置関係を作る事が可能
例
・「マイスター(ドイツ語当確)」を含む単語を問われたので、選択肢からドイツ(系)を探す
・「クラン」や「クラブ」と集団を指す単語を末尾に作って(または順番の最後に据えて)残りで意味のある単語にする
・問題文中に「阿修羅」という単語が出てきたので「帝釈天」を回答する←最近決めた会心の単独
もちろん正解を知っていることが一番なのだろうけど、特に2に関してはその単語の成立に関わることも多いと思うので、単純な暗記よりも定着することも含めればこっちを軸に覚えるほうがいいと思う。